バイオ炭プラント

バイオ炭プラント

導入の経緯

ライスセンターの課題

 

平成30年に建設稼働 した当社ライスセンターは、200ha分の乾燥調製を目的に建設しました。 当初から最も大きい課題の一つに「もみ殻の処理」があげられており、最初は圃場への散布や近隣畜産養鶏業者へ持込みを行っておりました。しかし、その労力やもみ殻の持つポテンシャルを考えると、非常にもったいないという 思いがありました。

稲作の課題

昨今稲作では土壌のケイ酸不足が警鐘されております。 当社でもケイ酸資材を購入し圃場へ施用しておりました。 今まで廃棄していたもみ殻はケイ酸分を多く含んでおり、燻炭に加工することで、よりその成分が吸収されやすくなります。 燻炭のケイ素含有量は5割を占めています。 燻炭に加工し田んぼに戻すことは循環型農業そのものです。

世界の課題

毎年深刻化している地球温暖化は、地球上全ての生物の最も大きい課題です。 炭(燻炭)を農地に散布することで地中に炭素を貯留させ、大気中への炭素放出を削減させます(炭の100年後の炭素残存率65%)。 バイオ炭(燻炭)は、その問題を解決する1つの手段であると考え、プラントの導入に至りました。 田和楽では地域と協力しながら、農業の発展と環境に配慮した農業に取組み続けて参ります。

バイオ炭製造工程フロー

もみ殻運搬

当社ライスセンター、JA庄内たがわカントリーエレベーター(4箇所)などから合計約900ha分のもみ殻運搬計画しています。

稼働期間ともみ殻供給元

9月〜11月 東部RC(三川)
12月〜6月 東郷CE・横山CE(三川)/
      東部CE・西部CE(庄内町)
7月 〜 8月 田和楽RC

もみ殻保管

もみ殻の保管エリア棟にて年間通して保管します。

もみ殻投入

ホッパー内のもみ殻の減り具合を確認しながら、ホイルローダーなどでもみ殻を補充します。

燃焼・炭化・冷却

炭化装置 KANSAI LM900
450℃~600℃で燃焼・炭化。1時間当たり720kgのもみ殻を処理します。炭化時に発生するタール等の揮発分も再燃焼し、有害煙は排出されません。冷却コンベアを通過中に消火・冷却を行い温度を下げます。

袋詰め包装

炭化したもみ殼を100ℓ(10kg)に袋詰め包装して保管をします。

散布作業

ふじしま市場たわらや
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有限会社田和楽

有限会社田和楽

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